7月院長ブログ
7月3日は札幌も30度を超えてすごく暑かったですね。
皆様、体調を崩さずにお過ごしでしょうか?
今月は年に1度の健康診断があるので、2週間ほど前から軽い食事の調整と軽い運動をしています。
何事もストレスがたまらない程度に軽くやってます。笑
さて、今日は
第44回口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会がwebにて開催されました。
現地に赴くのもいいですが、webで受講できるのは楽でいいです。
内容は専門医として必要なインプラントの知識、全身疾患の知識のアップデートでしたが、
その内容は歯科医師として今後絶対的に必要な知識でした。
中でも東京大学の米永一理先生の講演は非常にためになりました。米永先生はダブルライセンス(歯科医師でもあり医師でもある)で
現在は総合内科のDrとして、歯科医師としての知見も持ちながら日々の診療に当たられています。
先生の講演の中で、国の政策として、今までの医療は病気・疾病に対するものであったが、医科の中でも、軽度の心身の不調や未病に対する治療に目が向けられるようになってきている、そのこともあり、今では高血圧や糖尿病、脂質代謝異常の診断基準や治療法も日々変化しているといことを仰っていました。
今後、歯科治療を行なっていく上で、さまざまな疾病を持つ患者さんが増えたり、またその前の段階の軽度の心身の不調や未病の方も益々増加していくことが予想されます。その際にかかりつけ歯科医師として医科や介護など他職種と連携をとることが大切なのは言うまでもありません。連携の前にその患者さんの基礎疾患などをしっかりと理解する必要があります。講演の中でおすすめの本を紹介していただいたので日々学んでいこうと思っております。
歯科医院としては、虫歯や歯周病の予防ということを通じて、上記の病の予防の一助になること。
また、歯科医師会を中心に我々は国に訴えかけ、現在では歯周病のメンテナンスなども保険診療でできるようになりました。
今後、年に1度の歯科検診が政府の骨太の方針に組み込まれるそうです。
これは、歯科の健康を維持することで全身的疾患の予防になる可能性があるということが明らかになってきたからであります。
我々歯科医院は今後の日本の健康長寿を担う一施設として、
患者さんの生活背景も含めた健康について、本人、ご家族、医科、介護などと連携をとり、地域としてお互いを支え合うことが必要であります。
地域社会が分断されるような状態にならず、みんなが談笑のうちに毎日過ごすことができる社会を構成する歯科医院になっていきたいと改めて感じました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。